恋活・婚活サービスの実情

異次元の少子化対策が始まり、民間では様々な婚活サービスが誕生し、コロナでマッチングアプリは急成長を遂げました。婚活市場は成熟したと誤解されがちですが、実は恋人がいない独身男女の割合が70.3%というデータが発表されるなど、実際には課題だらけで、独身問題は何一つ解決されていない現状は一般的に認知されていません。

恋活・婚活サービス全体に共通する重要課題

現在、既存のマッチングサービスの99%以上が、顔写真や年齢、学歴や年収などで相手を選別する「条件検索型」システムを採用しており、その結果、一部のハイスペックな男女に人気が集中し恋愛格差を引き起こしています。また相手を選ぶ作業が簡単であるため、過剰に理想を追求する傾向が強まる上に、一つ一つの出会いを軽視してしまうという深刻な問題も発生しています。これらはマッチングアプリだけでなく結婚相談所など結婚情報サービスを含めた広く業界全体における最も重要な課題です。

つまり、既存マッチングサービスが出会いに繋がらずミスマッチしてしまう最大の原因は、スペック主義へと導く「条件検索型」というシステムそのものにあると考えます。さらに、マッチングした相手が実は盛られた画像と偽りの年収であることも大きな矛盾です。

恋活・婚活イベント業界の課題

上辺だけで判断するシステムという意味では、20年以上進歩の無い恋活・婚活イベント業界でも同様です。未だに全国では回転寿司型パーティ(数分ごとに席替え)が開催され、終了後に会話した相手すら思い出せないレベルの表面的なコミュニケーションしか取れず、プロフィールカードを頼りに相手を選別するシステムが主流です。

また、そのプロフィールカードも手書き主体でデジタル化が遅れているだけでなく、マッチング成立時以外では連絡先交換すらできないシステムなど、顧客志向でカップル創出を目指しているのか疑問すら感じるサービスが提供されています。

大切な価値基準と私たちのビジョン

人生のパートナー選びには、もちろんプロフィールやスペックは大事です。しかし、それと同じかそれ以上に、人間性を含めたフィーリングが大切なはずです。ですがフィーリングをたしかめられるサービスは、リアル、オンライン含めてこれまで誕生していません。

条件検索型システムが生み出したスペック主義の世の中では、「容姿が整っている」「年収が高い」「年齢が若い」など、相手を選ぶポイントが偏り始めています。もちろんそれらも重要なポイントの一つです。しかし、本当に素敵な人物像、素晴らしい人物像とは何でしょうか?

「穏やかな話し方だな」「きちんと話を聞いてくれる方だな」「行儀の良い方だな」「優しさ溢れる表情だな」「誠実な方なんだろうな」「一緒にいるだけで楽しいな」。私たちは価値観や雰囲気、マナーや品格が形成する人柄を含めた、人として大切なフィーリングを重視したサービスを、心を込めてプロデュース致します。